朝食。パン。マーガリンを薄く伸ばして塗ったのでパンの味ばかりする。朝風呂。水を呷る。出社。雨が降りそうな雲が広がっている。鍵を閉めたか確認しに一度部屋に戻る。傘を持たずに出掛ける。会社。普段は訥弁な後輩が何時になく口が回る。この一ヶ月ほど僕の後を承けた仕事が面倒だったに違いない様子の口振り。報連相を済ませて仕事場へ移動。列車の中が蒸し暑い。たまたまポケットに入れたままだったビジネス書を読む。ビジネス書の特徴なのだろうが、いつも二頁前と同じ事が書いてある。重複する文章表現を削除していくと、きっと二分の一の厚みになるのだろう。乗り継ぎがうまく行かない。休憩所で読書。よく考えると二頁前と同じ事が書いてあるということは、この本は一頁目と二頁目だけを読めば済む本ではなかったかと今更に気付く。こういう時間潰しの本はブックオフで買っておかないと腹が立つ代物だ。昼食。竹輪の天麩羅と塩鮭。野菜が少ない。先輩が来たので仕事を開始する。特に問題もなく仕事が終わる。体が妙に熱い。帰りの車中が熱い。コンビニで「おいしいシューロール」を買う。帰り道の途中、小島信夫『残光』を買う。夕食を買う。豚汁と納豆。古書店でレム『宇宙飛行士ピルクス物語』()を買う。「ポアロのあと何分あるの?」を聴く。